FLOWER
何が起きたのか

全然解らなかった。

自分の顔に

何かがかかった。

目の前から何かが

吹き出したんだ。



俊稀の血だった。



新たに撃たれた

銃の弾が、

俊稀の首元を

切り裂いていった。



微かに自分の首元に

触れた俊稀は、

そのまま

地面に倒れこんだ。








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