FLOWER
その通りだ。



弱いのは、天と地の差で

俺の方だった。

俊稀はこんな俺を守ろうと

必死になって

犯人の目を盗みながら

色んなあれやこれを

やってたはずなのに、

俺は

何もやってなかった。





俊稀のために、

俺、

何も出来て

なかったなぁ―――。










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