FLOWER
―――3週間後。




『あぁ、明斗君?』




1本の電話が入った。

悠真さんからだ。




『城菅病院、203号室。

 ここまで言えば、

 分かるかしら?』



「…はい…‼」




自転車を物置から

素早く取り出して、

俺はこぎまくる。



上り坂ばっかりだけど、

運良く信号に1度も

引っかからなかった

こともあってか、

いつもの約1/3の時間で

城菅病院に到着。









< 253 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop