FLOWER
自転車を駐輪場に停めて

目にも止まらぬほどの

超スピードで鍵を掛け、

ひたすらダッシュ。



ここでは運が無く、

丁度エレベーターは

屋上へ上っている途中。



3週間前は通り過ぎた

階段を駆け上って、

2階へ。

左列の、

階段から見て

3番目の部屋。

そこが203号室だ。



1度ゆっくり深呼吸して、

俺はドアを開けた。







< 254 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop