FLOWER
「ハマユウだよ、

 ハ・マ・ユ・ウ‼」




こいつはまた

くすくすと笑う。

全くいやらしい笑い方だ。




「な、何だ⁉教えろっ‼!」



「無理無理!言えないっ!

 だって恥ずかしいし。」



「何でだよ‼‼

 じにぁの時点で

 そんなの充分感じてるだろ!

 『別れた友を想う』だぁ?」



「やっ、止めろよ!」




そのまま、俺達は

何秒も何分も何時間も、

話し続けた。





笑い続けていた。








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