ユウコさん(仮)の彼氏
この人、すぐ近くで先輩への愛の告白聴いて、あたしの気持ち知ってるくせに…。
先輩のいる日もいない日も、毎日毎日通ってるって知ってるくせに…。
ってか、そもそも毎日同じ時間に“いちごみるく”を買いに来る常連さんだってのに…。
「……協力ぐらいしてくれたっていーじゃん。」
ポツリと呟いたあたしは、パタパタと毛バタキ攻撃を続ける店長さんをチラリと見た。
「シフトぐらい教えてくれたって…」
「ハッ!」
でも返ってきたのは、毎度お馴染みなもので。
「はぁぁー……切ない。」
「青春、ってのは、しょっぺーもんだ。」
「はぁぁー…あたしは先輩が大好きなだけなのに…」
「テメェが好きなのは勝手だが、相手の気持ちも考えろ。迷惑とか考えろ。ってか、俺、迷惑。店的に大迷惑。」
「はぁぁー…だから毎日ここに通ってるってのに…」
「それは俺的にありがたい。ってか、ついでに新規のバナナみるくも買ってけ。別のモンも買ってけ。」
「………話になんね。」
「その言葉、そっくりそのまま返してやる。」
はぁ…っと大きな溜め息をついたあたしは、パタリと雑誌を閉じると、相変わらず毛バタキをパタパタさせる店長さんを無視し先輩を見た。
先輩のいる日もいない日も、毎日毎日通ってるって知ってるくせに…。
ってか、そもそも毎日同じ時間に“いちごみるく”を買いに来る常連さんだってのに…。
「……協力ぐらいしてくれたっていーじゃん。」
ポツリと呟いたあたしは、パタパタと毛バタキ攻撃を続ける店長さんをチラリと見た。
「シフトぐらい教えてくれたって…」
「ハッ!」
でも返ってきたのは、毎度お馴染みなもので。
「はぁぁー……切ない。」
「青春、ってのは、しょっぺーもんだ。」
「はぁぁー…あたしは先輩が大好きなだけなのに…」
「テメェが好きなのは勝手だが、相手の気持ちも考えろ。迷惑とか考えろ。ってか、俺、迷惑。店的に大迷惑。」
「はぁぁー…だから毎日ここに通ってるってのに…」
「それは俺的にありがたい。ってか、ついでに新規のバナナみるくも買ってけ。別のモンも買ってけ。」
「………話になんね。」
「その言葉、そっくりそのまま返してやる。」
はぁ…っと大きな溜め息をついたあたしは、パタリと雑誌を閉じると、相変わらず毛バタキをパタパタさせる店長さんを無視し先輩を見た。