君の隣は。
----------
「さっすが虹香!!やっぱアンタすごいよ!!ホントに優勝しちゃうなんてッ!!!」
「私じゃなくてみんなのおかげだよ。私大したことしてないし。」
「一人で20点入れといて何言ってんの!?」
「それはみんながうまくパスをつなげてくれたからだって。」
「~!!もう、この子ったらなんてカワイイの!?」
ピョンピョン飛び跳ねて喜んでる美南のがよっぽどカワイイと思います!
私たちのチームは並みいる強豪校を倒して順調に勝ち進み、ついに決勝戦にも勝って優勝した。
美南があんまりにも喜んでいるので私はなだめる役に徹しているけど、やっぱり試合に勝った時、特に決勝戦に勝った時の気持ちは格別だ。
「ちょっといいですか?」