君の隣は。



「・・・・・・いた。」


私が知っているより背が伸びて、顔も大人っぽくなってはいるけれど、あそこにいるのは間違いなく日向だ。


私は茫然とその姿を見つめた。






「ーか、虹香、呼ばれてるよ!?」


後ろからチームメイトにつつかれてハッとする。


もう男バスの表彰は終わり、女バスの表彰が始まっていた。


表彰台の上で困っている副キャプテンを見つけ、あわてて私も彼女に続いて表彰台にあがる。


キャプテンより副キャプテンのがしっかりしてるって・・・・・・私情けないな・・・・・・。



< 30 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop