君の隣は。
「・・・・・・いた。」
私が知っているより背が伸びて、顔も大人っぽくなってはいるけれど、あそこにいるのは間違いなく日向だ。
私は茫然とその姿を見つめた。
「ーか、虹香、呼ばれてるよ!?」
後ろからチームメイトにつつかれてハッとする。
もう男バスの表彰は終わり、女バスの表彰が始まっていた。
表彰台の上で困っている副キャプテンを見つけ、あわてて私も彼女に続いて表彰台にあがる。
キャプテンより副キャプテンのがしっかりしてるって・・・・・・私情けないな・・・・・・。