君の隣は。



・・・とりあえず落ち着け、私。私が日向に気づいただけだ。会ったわけじゃない。


・・・・・・いや、私も表彰台に上がったんだから日向も気づいたかもしれないけどっ。


でも、解散した後このまま帰っちゃえばもう日向に会うことはない。大丈夫。


それが残念だなんて思ってない。



だって、私にとって日向もう”ただの幼なじみ”なんだから。



そう、必死に自分に言い聞かせた。




でも、それは無駄なことだった。


「男バス女バス各優勝校、準優勝校のキャプテンはこの後強化合宿についての連絡がありますので、前に来てください。連絡は以上です。」


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