君の隣は。

「なら、今日家来る？」


「うん！・・・・・・え？」


「よし、じゃあ決まりだな。おまえの分の夕食も用意しておくように言っとく。」


「え、え、ちょっと待って！」


「それに合宿の打ち合わせもあるだろ？結局合宿行くの小湊と深山第二の男女バスだし、また日にち作ってわざわざ集まるより、俺とお前でさっさと打ち合わせしちまった方が早くね？」


「・・・・・・。って、あれ？女バスの準優勝って日向のとこだったんだ！」


「お前知らなかったのかよ。てか準優勝ってことは決勝でおまえ戦ったんじゃねぇの？」


「いや、校名しっかり見てなかった。」


「アホだな。」


「なにおう！？」


だいぶ緊張がほぐれてきた。


昔と変わらない態度でいてくれる日向に心の中で感謝する。


「着いた。」