君の隣は。



「うん、じゃあバイバイ。」


日向の家に着いたので、別れを告げる。っていったって、私の家まで五歩だけど。


「はぁ?お前忘れたのかよ。俺んち寄ってくんだろ?」


「・・・・・・あ!」


その後すぐ違う話になったから、すっかり忘れてた!


「いやいやいや、さすがに晩御飯ごちそうになるのは悪いでしょ。大丈夫だから。」


「今更遅い。多分もう飯できてるし。おまえ来ない方が迷惑。」


く、くそう。目覚ましといい、合宿のことといい、なんで私は今日こんなにものを忘れるんだ!


「おじゃましまーす・・・・・・。」


結局根負けして、日向の家に入った。


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