君の隣は。
「え、日向の部屋行くの?!」
私高校生の女だよ、一応!・・・・・・そう認知されてないかもだけど。
「話し合いするんなら一番好都合だろ。邪魔が入らないし。」
あ、話し合いするんなら、ね・・・・・・。
心臓に悪いからそういうことサラッと言わないでほしいな・・・・・・。
それから私たちは日向の部屋に向かった。
「私の部屋よりキレイ・・・・・・悔しい。」
モノトーンで整理整頓された部屋は日向の性格を表している、と思う。
日向は意外と几帳面だ。あと、カワイイ見た目に反してカラフルなものよりモノトーンのものの方が好き。
「とりあえず座れば?」
地毛の茶髪をかきあげて、日向はそう言った。
その言葉に甘えて床に腰を下ろす。