君の隣は。



そのままひたすらバスケの話をして夕食を終え、しばらく3人でテレビを見ているうちに帰らなくてはいけない時間になった。


私の家は両親共働きだから、どうせ家帰っても誰もいないけど。


でもさすがに夜遅くまで居座る気はない。


「虹香ちゃん、また顔見せてね!日向ったら全然料理の感想言ってくれないから張り合いがないのよ。」


「日向は女心分かんないですもんね。」


「二人でくだらないこと話してないで早く帰れ。」


いえ、今のは結構本気で言ってました。


「じゃあ日向の言葉に従って帰ります。おじゃましましたー!」


「虹香ちゃん、ちょっと待って。日向、あんた送ってきなさいよ。」


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