君の隣は。
「え、そんないいですよ!家まで5歩ですよ?」
「それでも夜道は夜道。2歩目で襲われるかもしれないじゃない。」
「私を狙うなんてよほどの物好きですよ。」
「・・・・・・自覚してないのね。とにかく日向、送って行きなさい!」
どうしようかと日向を見ると、日向はすでに靴を履いていた。
「・・・・・・ではお言葉に甘えて。」
空気が完全に「送ってもらえ!」だったので素直に従って日向の家を出た。
「じゃあ、ありがと。」
ものの6,7秒で私の家の玄関に着き、日向にお礼を言った。
「・・・・・・明日から一緒に学校行かねぇ?」