君の隣は。



「え、なんで?私日向より家出るのずっと早いんだよ?」


「今日の試合で課題がいっぱい見つかったからさ。朝、中学の時みたいに虹香と公園でバスケしてから学校行きたい。多少早く着いても、朝練まで学校で寝てればいいし。」


「で、でも。」


「虹香とバスケしたい。虹香とやってるときが一番楽しいから。」


そ、そんなこと何も考えずにサラッと言わないでよーっっ!!!


その言葉にノックアウトされてしまった私はうなずいた。


「よかった。じゃあ、また明日な!」


にっこり笑うと、日向は帰って行った。


その笑顔は反則だろーっ!!






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