君の隣は。



君の隣にいたら、いつまでも君のことを好きなままだ。


だって、

バスケをしている時の真剣な表情。

汗をぬぐう仕草。

君から漂う、ほなかなミントの香り。

雨上がりの澄んだ空を見ると、嬉しそうにほほ笑むところ。



全部、全部好きなんだから。




今まであいつと一緒に積み上げてきた、宝物のような時間。


それが終わりを迎えたんだ、と私は悟った。







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