毒 と 薬




窓から陽が差し込み
水色のカーテンが部屋を包み込んだ


まるで水の中にいる気分



「朝‥か、」


本当に憂鬱だ。



結局あまり眠れず体がダルい


まぁ、ちゃんと眠れないのはいつもだけど



重い体をどうにか起こして
制服に腕を通す



「今日も暑そう」




カーテンを開けて太陽を睨みつける


鞄を持って1階に降り、
挨拶も交わさず
顔を洗い歯を磨いて
机の上にあったお弁当を持って家を出た



朝ご飯食べない事なんて
最近では当たり前だ。



あぁ、本当学校休もうかな


無駄に皆勤賞とか狙うんじゃなかった



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