毒 と 薬
「1限から周りと話してた奴にそんな事言われてもね」
「だから次からは静かにするよう声かけするつもり」
あんたは委員長か何かなのか
「それ私に言ってどうすんの」
「いや、何となく言っときたかっただけ」
ただの自己満足じゃない、
「なぁ、やっぱり話しかけないとか無理だわ」
「は?」
何言ってんのコイツ
「お前の事もっと知りたい」
私の事‥?
ドクンと心臓が音を立てる
それはトキメキ何かじゃなく焦り
何となく手を強く握りしめた
「知って‥どうすんの?」