【完】俺様生徒会長と契約恋愛。







ジュースを飲みたくなってリビングへ降りると、お母さんは手慣れた様子でご飯の支度をしていた。



「……今日はハンバーグなんだ」



ハンバーグを焼いている音と、おいしそうなニオイがあたしの鼻をつく。



「ええ。アンタハンバーグ好きでしょ??」



「うん。お母さんのつくるハンバーグおいしいもん」



お母さんは昔から料理がすごく上手で、いつもあたしの自慢だった。



友達にもおいしいと評判で、お母さんが料理上手でよかったといつも思っていた。



あたしは料理が苦手だし、お母さんみたいに上手じゃないけど。
< 114 / 280 >

この作品をシェア

pagetop