【完】俺様生徒会長と契約恋愛。
ジュースを飲みたくなってリビングへ降りると、お母さんは手慣れた様子でご飯の支度をしていた。
「……今日はハンバーグなんだ」
ハンバーグを焼いている音と、おいしそうなニオイがあたしの鼻をつく。
「ええ。アンタハンバーグ好きでしょ??」
「うん。お母さんのつくるハンバーグおいしいもん」
お母さんは昔から料理がすごく上手で、いつもあたしの自慢だった。
友達にもおいしいと評判で、お母さんが料理上手でよかったといつも思っていた。
あたしは料理が苦手だし、お母さんみたいに上手じゃないけど。