【完】俺様生徒会長と契約恋愛。







でもお母さんを見習いたい。



「なんか手伝おうか」



なんて普段のあたしらしくない言葉をかけてみる。



「あら、いいわよ。もうすぐでできるからアンタは座って待ってな」



お母さんはあたしの好意を受け取ろうとは決してしない。



まぁたまに自らやることもあるけど。



「わかった。じゃあなんか手伝うことがあったら言ってね」



「ええ」



あたしのためにご飯をつくってくれるお母さんは、この時だけずっと笑顔。



あたしが機嫌悪くてもずっと笑顔。



なんでだかはあたしにもよくわからないけど。
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