【完】俺様生徒会長と契約恋愛。
「おやすみ、お母さん」
「おやすみ」
あたしはお風呂に入った後、部屋に戻りそのまますぐに眠りについた。
―――――…
朝起きるとすでにお母さんの姿はなく、机の上に朝ごはんと置き手紙が置いてあるだけだった。
"お母さんはもう仕事に行きます。朝ごはんできてるから、チンして食べてね"
お母さんはいつもそう。
家に帰ってくる度、忙しいのにいつもあたしのために朝ごはんをつくってくれる。
それからいつも仕事に行ってるのだ。
あたしはべつにいいって言ってるけど、お母さんはあたしのためだって言って聞かない。