【完】俺様生徒会長と契約恋愛。







「おやすみ、お母さん」



「おやすみ」



あたしはお風呂に入った後、部屋に戻りそのまますぐに眠りについた。



―――――…



朝起きるとすでにお母さんの姿はなく、机の上に朝ごはんと置き手紙が置いてあるだけだった。



"お母さんはもう仕事に行きます。朝ごはんできてるから、チンして食べてね"



お母さんはいつもそう。



家に帰ってくる度、忙しいのにいつもあたしのために朝ごはんをつくってくれる。



それからいつも仕事に行ってるのだ。



あたしはべつにいいって言ってるけど、お母さんはあたしのためだって言って聞かない。
< 127 / 280 >

この作品をシェア

pagetop