【完】俺様生徒会長と契約恋愛。
なんであたしはそんなにテンパってるんだろうな……。
バカみたい。
「……お互い好きになっちゃイケねぇってのは、俺とお前の契約だ。だから絶対好きにはならねぇよ??」
ズキンッ……。
なぜだかそう言われた瞬間、胸の奥のどこかが疼くように痛くなった……。
「……海野??」
「えっ……??」
「どうかしたか??」
「……いっいえ。なんでも、ないです」
なんでかな……。
少しだけ胸の奥が痛い。
それはまるで胸に刺が刺さったような、そんな痛みだった。
……最初からわかってたハズなのに。