【完】俺様生徒会長と契約恋愛。
一体どういう風の吹き回しなんだろうか……。
あたしなんかしたかな??
考えてみたけど、まったく思い当たる節がない。
「こんなにキレイな場所、きっとほかにはないんだろうな」
「そうですね。ずっとここにいたいくらいキレイです」
生徒会長の言うように、ここはたしかにキレイで神秘的な場所。
それにあたしに元気と勇気を与えてくれる場所になりそう。
―――――生徒会長とあたしだけの特別な場所。
そんな場所を見つけたあたしたちは、しばらくの間ずっと花畑を見つめていた。
生徒会長と過ごしたこの時間は、なんだかあっという間だった。