【完】俺様生徒会長と契約恋愛。







「ったく……なんなんだよ。いきなりそんなこと言われても困るぜ」



「……生徒会長はあたしのことなにもわかってない」



「はっ??」



「なにもわかってない!!」



あたしはそう言い放ってまた走り出した。



―――――でも……。



パシッ。



「待てよ」



「はっ離しっ……きゃっ!!」



生徒会長に腕を掴まれ、そのままコンクリートに押し付けられた。



「せっ……生徒会長。離してください」



「離さねぇ」



生徒会長の茶色い瞳があたしをジッと見つめる。



「……離してください。もうほっといてください」
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