【完】俺様生徒会長と契約恋愛。







なっ……なんで。



なんで……??



目の前には生徒会長の顔があって、しかも唇に柔らかい感触があって……。



今の状況を理解するのに少し時間がかかってしまった。




……なにかが、なにかがあたしの唇に触れている。



そう感じた。……でも気付いた時にはもう、その"なにか"は離れていた。



「……えっ、えっ??」



なに??今の……。



「俺のこと好きになってもいい。だから中途半端な優しさとか言うな。……俺だって必死なんだ」



「……えっ??」



好きになっても、いい??



なんで??だって好きになっちゃダメなのに……。
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