【完】俺様生徒会長と契約恋愛。







「……なんでもないってなんですか。ヒドイですよ。あんなことしといて……」



「なんだよ。キスしたこと怒ってんのか??」



「なっ……違いますよ」



俺がそう言って海野に視線を向けると、海野はさっきよりも顔が赤くなっていた。



「顔真っ赤だぞ」



「もうっ……ほっといてください!!やっぱり生徒会長なんて……大っ嫌いです」



海野はそう言い残して今度こそ帰って行った。



……"大っ嫌い"か。



アイツに大っ嫌いって言われると、なんかフツーにショックつーかなんつーか……。



やっぱり調子狂う。



―――雅人side―――
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