【完】俺様生徒会長と契約恋愛。
あたしは小枝に背中を押され、生徒会長のもとへと走り出した。
1分でも1秒でも早く、生徒会長に会いたい。
会ってきちんと謝りたい。
ちゃんと今の気持ちを素直に伝えたい。
「せっ生徒会長……??」
生徒会長を空き教室で見つけた。
……でもあたしの視線の先には。
「……えっ??」
なっなんで……。
なんで……あのひとがいるの??
あたしの視線の先にいたのは生徒会長だけじゃなくて、生徒会長の元カノってひともいた。
なんでふたりが一緒にいるのかわからなくて、ただその場に立ち尽くすしかなかった。