【完】俺様生徒会長と契約恋愛。
「……大事なもの??」
「ああ、俺が1番守りてぇもんだ」
「……あの子ね。雅人はあたしよりもあの子のが大事だって言うのね!?」
「ああ。……アイツだけは傷つけたくねぇ。だからとっとと俺の前から失せろ」
あたしは生徒会長とあのひとの会話をずっと聞いていた。
するとその時……。
あのひとはあたしに気付き、ニヤリと微笑んだ。
そして……。
「……っ!?」
「えっ……??」
あのひとはあたしの目の前で、生徒会長の唇をムリヤリ奪った。
「っ……」
―――――それはまるで、あたしへの"宣戦布告"のようだった。