【完】俺様生徒会長と契約恋愛。
「これが誓約書だ」
俺は夕莉の目の前に誓約書を置いた。
「……なんかイロイロ書いてありますけど、なんとなくは理解しました」
「そうか。じゃあとりあえずここにサインしろ」
「はいっ」
ちょっと嬉しそうな表情で名前を書く夕莉。
「できました」
「よし。じゃあこれで契約恋愛は終了だ」
「……はいっ」
「今からはもう、本当の恋人だからな」
「はいっ」
「……今までありがとな。彼女のフリしてくれて」
「いえ。気にしないでください」
「ありがとな」
「はいっ」
―――雅人side―――