君がくれたもの
ハッピーライフ 龍side
『龍ーーーー!!起きてんのかーー!!!あぁーーー?!』
うるさいわめき声とカーテンから漏れる眩しい光で起こされる朝の気分は最悪
「起きてるわ!!朝っぱらからうっせーな!」
勢いよくカーテンを開け窓から顔を出し怒鳴ってやった
『嘘つけー!顔が今まで寝てました!みたいな顔し………』
ピシャ
あいつが言い終わる前にカーテンを閉めてやると外でガヤガヤ何か言っている
それにまだ遅刻するような時間じゃあるまいし……
ふっと時計を見ると針は48分を指している
やっべ!!!!!!
俺は勢いよく階段を駆け下りて玄関に行った
「わりぃーおふくろ!!朝飯いらねぇーわ!」
『アホ!あんたが何時までも寝とるでそんなもん最初からないわっ!』
さすが俺のおふくろである
ちゃんと靴も履けてないまま俺は玄関を出た