君がくれたもの



「そう言えばお前の夢ってなんだよ?やっぱ空手やってくのか?」


『さー、何でしょう?当ててみて!』


当ててみてって言われてもあれしかないだろ…


「ヤクザとか?」


ふざけた瞬間、優希の回し蹴りが脇腹に入った


「ご、ごめん!!じょ、冗談です!!」


『ヤクザな訳ないでしょ!バッカじゃないの!』

「で本当の夢は?」


『龍のお嫁さん!決まってんじゃん!!』


え?
どうしよう………
まじで嬉しすぎる
やべっ、絶対今俺顔真っ赤だ


「俺何かの嫁さんでいいの?」


『龍しかいないって思ってるから』

くるりっとこっちを向きそう言ってくれた


正直今超泣きそう

恥ずかしいから俺はふーんと言い優希の前を歩いた



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