彼女の10円。
「ただいまぁ♪」

「お帰り♪」



俺はバイトが終わったら純の、俺達のアパートに帰った。



学校があるからバイトは約束通り22時まで。



純と過ごす時間が増えた。



帰ったらまずシャワー。



「太一、明日学校でしょ?お弁当作ってあげようか♪」



やめて!!



いらない!!



「いいよ;;俺、パン買うから…。」

「そう!?ならいいや♪寝よ?」



はぁ…。



危ねえ…。



俺は純と一緒にベッドに入った。



やっぱりねぇ、一緒の布団だとさ、ねぇ♪



「純?」

「……。」

「寝てる!?」

「……。」



今日もお預け…。



俺死にそう…。



次の日は純に起こしてもらって学校へ行った。



「たっくん、俺と朝一緒じゃなくて寂しくない?」

「は?キモい。毎日春輝さんとこで会ってんじゃん…」



拓は寂しくないらしい…。


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