彼女の10円。
そして文化祭当日。



「いらっしゃいませぇ♪」

「市川君本物の女みたい!!」

「太一って女顔なんだ…。」



中先の嫁と純が一緒にきた。



「ねぇ純ちゃん、大和のとこに行っていい!?」

「うん♪ってか純でいいよ♪」

「じゃあ、あたしも花でいい♪」



何故か仲良くなってる二人…。



「純、後1時間したらココ来て♪俺の出番は終わるから♪」

「わかった~♪しっかり働けよ♪」



俺は純と校内を回る為に残りの1時間を頑張った。



俺の出番が終わり制服に着替えて純を待つ。



「イチ先輩もう着替えちゃってるじゃ~ん!!」

「イチ先輩、今から一緒に回って~♪」



1年に囲まれた。



その時純が俺に近づいて来るのが見えた。



純は俺を見て顔をしかめる。



ヤバイな…。



「あのさ、俺、今日彼女来てんの。だから無理。」

「え~!!イチ先輩って彼女いるの!?」



そして俺は純に近づき、



「そ、彼女。純、行くぞ♪」



俺は純の手を取って歩きだした。

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