彼女の10円。
「誰がオバサンだって?おい。」



純の声が1トーン下がってる…。



キレてね?



「だって市川先輩より年上でしょ!?あたしから見たらオバサンにしか見えない。」



随分強気だな…。



「へぇ~。じゃあ、あんたはあたしから見たらまだ青臭いガキだな。」

「オバサンに言われたくない!!」



何で言い合いしてんの!?



「口悪いし!!市川先輩に似合わない!!」



俺もキレるよ!?



その時、



グッ…



「!!!!」



純が俺のネクタイを引っ張ってキスをした。



しかも舌入ってるし…。



キスを辞めて阿部由香を見ると今にも泣きそうになってる。



「ガキは黙ってろよ。あたしの男に手出さないでくんない?」



純ちゃん男らしい…。



すると阿部由香は何も言い返さないで泣きながら去って行った。


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