彼女の10円。
「お前ら酔いすぎだから送ってってやるよ。」

「「わぁい♪」」



シャンパンなんか飲んだ事ない俺と純と拓は、逆にシャンパンに飲まれた。



「イチ、起きろ!!」



春輝さんに起こされて純と一緒に帰ってきた。



「太一酔い過ぎ~♪」

「純も酔ってんじゃぁん♪」



この日は純も相当酔ってたみたいだった。



「太一♪キスしよ~♪」



当たり前だけどキスだけじゃ終わるハズもなく。この日は酔い過ぎててお互いよく覚えてなかった。



起きたのは昼でお互い裸だった事から、最後までしたんだな、と悟る。



「純♪本当は昨日渡すつもりだったんだけど、これ♪」

「プレゼント!?あたしもあるの!!」



俺は純に指輪を、純は俺にマフラーをくれた。



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