彼女の10円。
それから毎日バイト三昧。



純に会うのは寝てる時と純の出勤時間前の数分。



でも俺たちは大丈夫。



「太一、行ってくるね♪」

「おぅ♪今日も頑張れよ!!」



俺たちはすれ違いの生活。



でもお互い思い合ってるから大丈夫。



「純、悪いんだけど大晦日もバイトだわ…。」

「じゃあ行く♪」



ほらね?



俺たちは幸せ。



「イチ、お前、調理師になれ。」



春輝さんが急に言い出した。



「お前センスいいから調理師免許持ってたら店任せられっかもな♪」



多分冗談。



でも今の俺は本気にしちゃうよ?



だって青春中だからね♪



俺は純に相談した。



「いいじゃん♪専門でも行ったら!?」



純の言葉は俺には大きくて、俺は調理師を目指す事にした。



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