彼女の10円。
再びコンビニの中に入り純を探す。



純は品だししてた。



ドキッ



ドキッ



「これ。」

「また来たの!?めんどくさいから買い物すんなら1回で終わらせてよ!!」



純は俺に視線を向けずに品出し。



俺はさっきのレシートを純の目の前に出した。



「俺の携帯書いてあるから。だから気が向いたらメールでもして。じゃあ。」



そう言って純の手の上にレシートを置き、コンビニを後にした。



ドキッ



ドキッ



心臓の音が治まらない。



俺、ヘタレなわりには頑張ったよな?



やっぱりこねぇよな…。



俺は歩きながらさっき買ったアイスを食べた。



「イチ!!」

「舞じゃん!!」



舞は中学の時の同級生。



彼氏に振られたり、寂しくなると俺に連絡をよこす奴。



まぁ嫌いじゃないかな。



「今から暇なら家に来ない!?」



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