彼女の10円。
「ほぅ♪で?もうヤっちゃった!?」

「ヤってねぇよ!!」



何て事を言うんだ拓は!!



「……」

「何!?」



拓が無言で俺を見てる。



「お前顔赤いぞ!?」



何っ!?



「マジで惚れちゃったわけ!?」



みたいだな…。



「もう純の話はいいから…」

「へぇ♪純ちゃんって言うんだ♪」



あっ…



それから俺は拓にからかわれまくった。


はぁ…。



メールこねぇかな…



俺はその夜、携帯を握りしめて寝た。



「太一、起きなさい。遅刻するわよ!!」



康子の声で無理矢理夢から現実の世界に連れてこられる。



もう朝かよ…



はっ!!



携帯がナイ!!



俺は携帯がナイ事に気づき飛び起きた。



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