彼女の10円。
「純、こっち向いて?」



俺は反対側を向いてる純に優しく言った。



「ヤダ。」

「何で!?」

「恥ずかしいから////」



なんて可愛いんだ…



「純、こっち。」



俺は純の肩を掴み無理矢理上を向かせた。



「ヤダ!!もう寝る!!お休み!!」



そう言って純はまた反対側を向く。



恥ずかしがってる純。
ちょっと、イヤ、かなりツボ。



俺は起き上がり、純の頭をなでた。



「そっち向いてたらキスできねぇじゃん。」



俺がそう言うと純はゆっくり向きを変えて俺を見上げる。



月明かりが部屋に差し込み、うっすらと純の顔が確認できる。



「キスしない。もう寝るもん。」

「わかったよ。お休み純。」



そう言って俺は純にキスをした。



俺は今まで感じた事のない満足感に襲われる。



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