彼女の10円。
純が部屋を出ていってから俺は顔を洗って純が作った昼メシを食べた。



純が作るメシは初めて食べる。



純ちゃんは俺を殺す気なの?



純が作ったメシは結構ヤバい…。



味見したかな?



何入れたらこうなるの?



それでも俺は全部食った。



俺は一回家に帰って着替えを取ってくる事にした。



「ただいまぁ~」

「あら?太一帰ってきたの?」

「着替え取りに来ただけ~」



康子は何も気にしない。
親父も放任主義。



「女の子の家?」

「んー。」

「迷惑かけんじゃないわよ?いつまでお世話になるの?」

「おぅ。夏休み終わるまでなー。」



康子は俺を信用しきってるから何も言わずに送り出してくれた。



しばらくしてから俺は春輝さんの店に向かった。


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