彼女の10円。
純は俺の仕事が終わるまでカウンターで待っててくれた。



「お疲れさまでした♪」

「はい、コレ飲んでみて♪」



仕事が終わると春輝さんが俺と拓と純にカクテルを出してくれた。



「ウマイ♪」

「マジ!?」

「何か不思議な感じがするケド、結構イケますよ!?」

「よかった♪それ、試作品♪」



春輝さんの作った酒は美味しくて、俺はまた春輝さんが好きになった。



店を出てから純と2人で帰る。



「太一マジで働いてたし!!」

「そりゃあ働くだろ!?」

「ガキのくせに少しかっこよかった…」



はい!?



今の、純が言ったの!?



「純、どうし「うるせぇよ!!早く帰るよ!!」



あっ、照れてる♪



純ってこんなこと言うんだな♪



初めて知った♪


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