彼女の10円。
「んっ…。」



初めて聞く純の声。



俺の理性を麻痺させる。



「たい…ち。もうイク…。」

「ん。」



純は俺の指でイク。



もう入れたい。



「純、いい?」



何も言わずに頷く純。



俺、結構我慢してたんだよ?



わかってる?



俺が純の中に入ろうとした時、



「待って!!」

「へっ!?」



何!?
寸止め!?



「ゴム…」



あっ…



「ヤバいよね?」

「そうだね;」



何でぇ~!!!!!!!!



俺と純の初めては寸止めに終わった。



もう辛い…。



「太一♪好き~♪」

「うん…。」

「お休み~♪」

「うん…。」



純はいいよね…。



俺のアレはどうしたらいい!?



って純寝てるし…。



俺は初めての気持ちを抱えたまま渋々眠った。



初めてだよ…。



こんなにも満たされないの…。


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