彼女の10円。
次の日、拓と春輝さんにその話をしたら大爆笑。



「マジかぁ~♪」

「イチ、お前可哀想な奴だなぁ!!」

「「あはははは♪」」



俺だってしたかったよ…。



「イチ、これあげる♪」



拓が俺に手渡してきたのは昨日必要だったアレ…



何でこんなの持ってんの!?



バイトには関係ないよ!?



「いらね。」



俺は拓に返した。



「拓、お前何でそんなの持ってんの!?」

「え~。どこで何があるかわかんないから?」

「「変態」」



俺たちは今日も楽しく働いた。



「ただいま~。」



俺は静かに純の部屋に入った。



「太一♪お帰り♪」

「起きてたの!?」



純は暗い部屋でテレビを見てた。



俺はシャワーを浴びて純のところに行く。



「純?」



純はテーブルに顔を伏せて寝てた。



俺は純を抱き上げてベッドにおろした。


< 95 / 171 >

この作品をシェア

pagetop