彼女の10円。
「あれ?純は!?」

「あたしはいらない。マズそうだから。」



えっ!?



俺だけに食わせるの!?



ってか、コレ何!?



「純、コレは新しい料理??」

「どう見ても卵焼きじゃん。」



卵焼きって緑だった!?



「いただきまぁす…」



俺は頑張った。



緑色の卵焼きは絶妙な辛さに仕上がっていた。



「純、ワサビ入れなかった?」

「いれたよ!?隠し味♪」



全然隠されてないよね!?



「純も食べなよ…」

「いらない。あたしが作った料理でおいしい物なんて1つもないもん。」



じゃあ作らないでください…。



俺は何とか全部食べきって食後の一服。



タバコって美味しいね…。



純の料理より俺はタバコの方が好きだよ?



ごめんね純…。



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