学園奉仕活動
俺は、学園内で友達、知り合いは少ない。


同じクラスの奴でも、分からないことを聞いたりした事がある程度で、知り合いと言うほどでもなく、ましてや友達な訳でもなく「最近どう?」なんて気軽に話し掛けるのも気が引けるし、奉仕活動部以外の人間で気軽に話し掛けれる奴と言えば、じろさんぐらいだ。



「じろさんか・・・・・・・」


いや、まあ・・・・・・・先生方から依頼を受け、こなすのも手だが・・・・・・・



「ややこしい事を、押し付けられそう・・・・・・」



そう、それが俺にブレーキを掛けている。


結局、なんかかんや言ってめんどくさいのだ、俺って奴は。



「んふぅーー・・・・・・・・・・・」


朝からずっと同じ事を考え、同じ答えにたどり着く、その繰り返しで少し頭痛がしてきている、授業なんか頭に入らん


て言うか、今何の授業かすら分からん


まあ、いつもの事だがね。


「ふふっ、ほほほほほ」



「えっ・・・・・・・」


ゴリラからしたら、唐突に笑い出したように見えたのだろう、「なんでや、お前」と言いたげな視線を向けてくる


が、俺は無視して机に突っ伏した。


「・・・・・・・」


とりあえず、考えるのはよそう・・・・・・・


後で――まあ、放課後にでも皆に話そう・・・・・・・



今はただ・・・・・・・





駅前のニンニクラーメンが食いたい・・・・・




それだけだ・・・・・



それだけ・・・・・・・・・・・・・・



それ・・・・・・・





そ・・・・




・・・・・・・



・・・・・




・・・
< 103 / 190 >

この作品をシェア

pagetop