学園奉仕活動
「屋上と言えば、パラグライダーですか?」


「は?・・・・・・」


パラグライダー・・・・・・・?
えっ?なに?コイツは、私が屋上で一人パラグライダーをすると思ったのかっ?!


「いや、その・・・・なんと言うかだな・・・・・・」


ど、どう答えたものか・・・・

普通は否定するべきだろうが、恋には通じそうにない、この短時間でなんとなくそう感じる。


恐らく、このような問いが、二波、三波と止めどなくやって来るに違いない



それならどうするか?



こうするしか無いだろう。

「まあ・・・・・・そうだな。昼食後はパラグライダーに限るからな」


そう、流れに乗る。


海水浴の時、変に波に逆らって泳ぐと、溺れてしまいそうになるのと同じだ


この、ウェーブ小娘に対する手段はこれしか無いだろう。


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