学園奉仕活動
一方、職員室では






「奉仕活動部っ!?」


驚くゴリラ達を前に、じろさんは「ああ」と大真面目に頷く。


「それに俺等が入れと?」

状況が読み込めて無いロピアンと寝子に代わり、ゴリラがじろさんに尋ねる


が、

「いや、ちげぇ」

と、じろさんは首を左右に振る。


「え?じゃあどういう―――――」


「てめえらが立ち上げるんでぇ」


「ええっ!?」

じろさんの言葉にゴリラ達は再び驚いて目を丸くし


「立ち上げるって――――」

「どうやって?」とゴリラが続けようとした時、職員室の戸がガラガラと音を立てて開かれ


「まだやってる〜?」


と“ヤツ”が顔を覗かした。



「うるさいっ、早く入れ」

その後ろからは、少し苛立ったアリスの声が聞こえる。


「分かったよ。ぬぁーっはっはっはっ」


覗くのを止め、魔界の人っぽく高笑いをしながら、百太郎とアリスは職員室に入って来る。



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