学園奉仕活動
「いや、あんまり理由になってないぞ。それに奉仕活動部ってなに?」


「ああ?」


「それも、わかんねえのか?」と言いたげに、見てくるじろさん。

私も随分とナメられたものだ、まったく。


「『ああ?』じゃなくて。奉仕活動、ボランティアだろ?それは分かるけど具体的に何処でどう何するんだ、と、私は聞きたいのだ」

そこへ直れお前はっ!バカ次郎がっ!


「おおっ?早くもやる気けぇ?百太郎」


おのれ〜〜・・・・・じろ野郎めが、からかうように笑いおってからにっ。


「聞いてやってるんだぞ!質問返しはやめいっ!」


「こっちは話してやってるんでぇ!バカ野郎っ!」


くっ・・・・・・・駄目だ、俺だと話が進まん、こんな時こそ・・・・・




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