学園奉仕活動
俺は隣に居るゴリラの肩を掴み、首を左右に振った。

意志が通じたのか、ゴリラは頷き口を開く。


「入る入らんは別として、具体的にどういった内容なん?」


「ああ?次はゴリラけぇ?しょうがねえなあ〜ったく」


何がしょうがねえんだ、コイツは。


「まあ、アレだなぁ。まず、何故奉仕活動部立ち上げ話が出たかを説明した方が早いぜぇ」


慣れたとは言え、未だにこのおっさんが教員免許持ってるのか疑問に思う。


「今に始まった事じゃねえが、いじめってあんだろぉ?」


「おお。特に最近は、質悪になってるみたいやな」


いじめに質は関係無いだろうが、ゴリラの言う通り、裏だかなんだかの掲示板やら、ホームページやら、インターネットを使っての誹謗中傷書き込み・・・・・・・


裏でコソコソと気持ち悪いもんだ。



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