学園奉仕活動
「い、いいのだ!俺は代表取締役なのだ!代表取締役がいいと言ったらいいのだ!取締役は正しいのだ!」


て言うか、俺に指示を仰ぐのが間違ってるのだ!


奉仕活動部、いや、学園一かもしれない程めんどくさがりだなのだ、俺は!



依頼が無いなら無いでいい、自らの足で探すなどめんどくさいし、そこまでする気は無い


もっと言えば、やりたいことしかしたくない、我が儘で天の邪鬼だ。


「まあ・・・・・・」


俺が自分の駄目さを考えていると、ゴリラが口を開いた。


「無いなら無いでいいんちゃうかな?絶対とは言われんけど、問題なく平和言うことでさ」


「ん・・・・・・まあ、確かにそうとも考えれるな」


ゴリラの言葉に、それまで黙って傍観していたアリスも同意し、ロピアン、寝子、恋ちゃんの三人も頷いている。


もしかしたら俺だけじゃなく、皆もそんなにやる気は無いのかもしれない




まあ、そらそうか


恋ちゃんは、凄く個人的な理由で自ら進んで入ったが、他の、俺含め全員は、無理矢理部活を立ち上げる為に入部させられたようなもんで、奉仕活動に興味があるわけじゃない



それに、具体的な活動内容のイメージが出来てないわけで、どうやる気になればいいかも正直分からない・・・・・・





でも、俺が思うのもなんだが、それで良いのだろうか?

そんなんで、いざ生徒から依頼がきた時に解決出来るんだろうか?



答えは、否だろう


お互いの気持ちも分からず、奉仕活動部の信念の様な物も固まってもいなくてはチームワークもクソもない気がする



これは、やはり・・・・・・



めんどくさいが・・・・・・・


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